Last updated on 2019-10-07
少し前に、仕事持ち運びのPCが重いので、Surface goの導入を検討したいという、半ば妄想というか願望のような記事を投稿していますが、思いがけないところで、現実のものとなりました。
まだ2週間ほどの使用だけど、最初に感じた事って大事だから、iPad proとの比較も含めて記録しておきます。
家峠が一番険しい
前回の記事を投稿してから、「しばらくは無理だよね~」と過ごしていた。
ある時、自宅のデスクトップPCの電源を入れると、なにやら立ち上がらないではないですか。。。
BIOSの読み込みは完了するけど、Windowsを読み込むところでコケている。
繰り返して電源を入れなおすと、たまにWindowsの読み込みに成功するけど、勝手に再起動してしまったりして、まともに立ち上がらない状態になっている。
特に何かのパーツを交換したりした訳ではなく、思い当たるところが無い。。。
とは言いつつも、なんとかしなければ。
SSDの故障を疑って、古いHDDにそのまま残してあったWindowsで起動を試みるも、やはり同じ現象を繰り返すだけ。
メモリの故障を疑って、4枚刺さっているのを1枚だけにしてみたりしても、状況は変わらず。
電源を疑って交換してみても、これも同じ。
DVDドライブを外してみたり、SATAケーブルを交換したり、最小構成でトライしてみても、何をやっても改善されまない。
調べてみればこのパソコン、購入から10年以上経っていた。
その間、グラフィックボードを交換したり、SSDへ換装してみたりと、メンテナンスをしながら使っているけど、そろそろマザーボードの寿命とも考えられる時期にきていることは間違いない。
その場合、マザーボード交換も考えなくもないけど、そもそも10年前のCPUが使えるマザーボードを探すのはかなり大変だし、新品でも中古でも、製造からかなりの時間が経っていることに変わりは無いので、いつまた故障するかもしれない。
では、最新のCPUへ変更するか。。。と調べてみるも、マザーボードにCPU、そしてメモリが必要なので、意外とコストがかかることが判明し途方に暮れる(笑)
少しして冷静さを取り戻した時、「そういえば、最近家でPC使うことも少なくなってきたなぁ。。。前にデスクトップを使ったのはいつのことか。。。」と思った。
少し前までは、自宅のPCで、3D CADを使用して形状検討などを行うこともあったけど、ここ最近は、アイデアをiPad proに書き留めておいて、会社でモデリングすることがほとんどだった。
自宅の3D CADは安価なもので、会社で使用しているCADとのデータ互換は無く、STEPファイル(中間ファイル)を使って読み込まなくてはならず、後で編集しようと思うと少し手間が掛かる。
勿論、業務で使用しているCADソフトなど、普通に車が買えるくらい高いので、個人で導入するものではない(笑)
「最近自宅であまりPCを使わなくなったから、データだけ外付けHDDに保存しておけばノートPCだけでも良いかな?」と思えてきます。
家には、MacBookがあるので、Officeソフトもなんとか使えるし、CADデータを見るのであれば、今のところFusionで見れなくもない。
Accessは使えないけど、なんとかなる。。。ん?
Excelのマクロは使えないか。。。(汗)
ふと、前に自分が書いた記事の内容を思い出す。。。オフィスソフトであれば、Surface goあたりでもことは足りそうということ。
最近は自宅で仕事するのも疲れるので(笑)、これを機に個人的に働き方改革するのも良いかなと、勝手に思う。
今使用している外付けHDDが1TB、そしてデスクトップから
SSDを抜き取って外付けとして使用するとすると1TB。
合計2TBあれば、まぁ問題なく使用できる。
データは、基本外付けHDDにいれておいて、必要な時にコピーして持ち出せば、内部ストレージの少ないSurface goでも問題はなさそう。
それに、会社員の自宅パソコンのデータって、大事なものは写真とか、年賀状の住所録とか決まったものだけで、そんなに大事なものは多くない。
さて、色々頭の中を整理すると、家族の同意が一番の問題と思えてきた。。。(;^_^A
購入したモデルは
さて、どのモデルを購入しようかと勝手に検討を始めたのだが、Surface goは、私にとっては実質二択であることがすぐに分かった。
一番価格の低いモデルでは、ストレージはSSDではなく、容量も64GBしかない。
さすがにこれでは困りそうなので、その上のSSDを使用した128GBのモデルが選択しとなる。
後は、LTEモデルかWi-Fiモデルのどちらにするか。
勿論安いのはLTEの無いモデルで、その価格差はおよそ2万円。しかし、後々のことを考えるとLTEモデルにしておいた方が良さそうに思える。
これと、TypeキーボードにSurfaceペンは必要そう。これでおよそ125,000円。。。高いね(;^_^A
ビックカメラ本体とキーボードを先に購入して、Surfaceペンはポイント購入として、110,000円。
延長保証を購入したらやっぱり120,000円
これはキツイ(笑)
しかし、Surface goの使い方を考えると、iPad proと多くの部分で被ることが、容易に想像できる。
Windowsパソコンは、最低1台は手元に置いておきたいので、iPad proを売りに出して、その分を補填することにしようかな。。。
このプランで嫁と交渉の末、なんとか稟議が通りました(笑)
iPad proとの比較
許可がでたら気が変わらないうちに、会社の帰りに最寄のビックカメラへ行き、一式購入しました(笑)
MicrosoftのパッケージもAppleを見習っている感じで、だいぶオシャレになってきてる気がする(笑)
やはりキーボードがないと本領発揮できそうもないので購入
ペンもないと本領発揮できそうもないので購入(笑)
ストレージ確保も急務なので。。。
結局、結構高かった(笑)
サイズ・重量
大きさを比べてみると、ほぼ同じサイズで、乗り換えてもあまり違和感を感じないサイズかな。
厚さは、カバーをつけなければiPad proのほうが圧倒的に薄く、カバーをつけて、Surface goと同等になる。
重量については、持ち運び状態で比べたら、実は50gほど軽くなっていた。
iPad proには、ペンホルダー付きのケースを取り付けているので、その分重量が増えているので、実質的にはほぼ同じ。
しかし、私が鈍感なのだけど、差を感じられなかった(笑)
どちらも手になじむサイズで、持ち運び易い。
ディスプレイ
表示は、残念ながらiPad Proの方がキレイ。細かさや発色の問題なのか分からないけど、iPad Proの勝ちです。
もっとも、どちらを使うにしても、ペーパーライクの保護シートを貼るので、最終的にはあまり気にならないと思う。
起動
スリープ状態からの起動は、圧倒的にiPad proが速い。
ホームボタンを押して、指紋認証されてホーム画面が立ち上がるまでおよそ1秒の速さ。
対するSurface goは、電源ボタンを押してからWindowsが立ち上がり、Windows Hello!によって顔認証されるまでおよそ10秒ほどかかる。
ここはタブレットかパソコンかの違いだと思うので仕方ないところだけれど、いらいらさせられるほど待たされる訳でもないので、許容範囲でしょう。
ただ、使ってみた感じ、あくまで感覚だけれど、1日1回は電源を落として、”再起動”したほうが、動きが軽い気がする。
日中はスリープ状態で持ち出して、自宅に戻ったら再起動といった具合に、キャッシュを開放したほうが良いのかな。
※あくまでも個人的な感想です。
ちなみに、電源入れ直しの再起動については、iPad proもそれなりに起動時間がかかるので大差ないと思える。
キーボード
全体的なサイズやキーピッチはほぼ同じで、違和感なく使えそう。
iPad Proのキーボードは、表面の布のような物が成形されて、一体で作られている。一つ一つのキーが独立した部品ではない。
Surface goのキーボードは、キーの一つ一つが独立した樹脂部品で作られていて、ノートパソコンのキーボードとほぼ同じ作りになっている。
入力の感触は、Surface goの方が、個人的には良いかもしれない。
しかし、iPad proのそれもかなり良くできているので、キーボードが絶対的なアドバンテージにはならないかな。
ここは、個人の好みがモロに出る所なので、良く確認した方が良いと思う。
ここで、1点、Surface goのキーボードは、キーの周りから細かい誇りが侵入する可能性があるということに注意しておいたほうが良いかもしれない。
iPad proのSmartKeyboardはこの心配がない。
ペン
Apple Pencilと同様に、Surface Penが、手書き入力用に、別売で用意されている。
アルミ+アルマイト処理のボディは、Apple Pencilよりも高級感があり、持った感触も持ちやすい。
そして何よりも、ペン自体の長さがちょうど良い。
Apple Pencilは、自分には少し長すぎると感じるし、値段はほぼ同じなのに、白い樹脂ボディはチープな印象を受ける。
Surface Penについては、まだそれほど使っていないので微妙な所だけど、液晶で手書き入力する感じは、Apple Pencilの方が感触としては良さそう。
ペン先に対する描画のズレとか、Apple Pencilの方が一段上手に感じる。
ただ、この辺りは、結果的にアプリの出来などでも左右されるかもしれないので、もう少し使ってから判断したい。
Surface Penについて気になるのは、充電式ではなくて電池式という事。
電池切れのリスクがある。
しかも、使用している電池が、単6という、日本にはない規格の電池なので、大手量販店では勿論買えるけど、コンビニなどでは買えない事がほとんど。
電池切れに備えて、予備電池を持ち歩かなくてはならないのは、マイナスポイントになりそう。
Apple Pencilの充電中の状態は、お世辞にも美しいものではないけれど、本体に差し込めば充電出来るというのは、電池切れを気にしなくても良いという点では、優れている。
収納については、Surface go本体にマグネットで吸着してくれるのは、片付ける手間が省けるので使いやすく、カバンの中に入れても外れてしまうようなことは、今のところない。
裏面のキックスタンドがあるので、iPad proのように、ペン収納ができるケースをつけるわけにもいかないので、これはとてもありがたい。
アプリ
アプリに関しては、iPad proの圧勝としか言いようがない。
PDFへの手書き一つとっても、iPadのそれはとても使いやすくて、手書き入力をするための手間も少なく苦にならない。
そして、何と言っても、Surface goで使用できるアプリの数が、圧倒的に少なすぎる(;^_^A
母数が大きくなれば、当然ながら、使いやすい優れたアプリの数も増える訳で、この点においてはiPadには太刀打ちできそうもない。
それをカバーするには、パソコン用ソフトを使用することになる。
逆にとらえれば、パソコン用ソフトが使用できるというメリットではあるけれど、アプリのように一発起動というわけにはいかなかったりするので、アプリを多く使いたい人には使いづらいかもしれない。
後述するけど、Surface goは”パソコン”ということを理解したほうが良さそう。
結果的に使えるの?
結論的に言えば、モバイルデバイスとして十分使えると思います。
しかし、ここで注意したいのは、Surface goは、タブレットPCというよりも、タブレット”ライク”なPCと思ったほうが良いこと。
完全なタブレットとして考えると、使い勝手はあまり良くなくて、タブレットが欲し人は、iPadなりAndroidのタブレットを購入したほうが幸せになれると思う。
まとめ
まとめ
PCを持ち運びたいし、少しタブレットっぽい使い方ができると良いという場合には、ぴったりかと思える。
重量的にはかなり軽量な部類で、Surface goよりも軽量なモバイルPCはいくつか出ているけれど、やはり価格が高い(笑)
性能そこそこで、安くて持ち運べるPCという理解が、Surface goにはぴったりだと思う。
先日、新しいSurface proが発表になりました。もしかしたら新しいSurface goも発売されるかもしれません。でも、デジタルデバイスというのは、新しいモデルがどんどん出てくるのは仕方のないことなので、「欲しいと思った時が買い時」と思って買いました。
生ものと同じで、腐るのも早いですから(笑)