以前の記事で、GARMIN vivosmart4を使用し始めたことを書きました。その記事の中に「睡眠データ」を記録できるので、睡眠の質をそのうち分析してみようかな的なことを書いています。
専門家ではないので、本格的な分析などはできませんが、色々調べてみることにします。
使用しているのはこちら
睡眠の種類
睡眠の種類は、大きく分けて2つ。
夢を見ていることが多い[レム睡眠]と、深い睡眠と浅い睡眠の[ノンレム睡眠]です。
それぞれの状態には、それぞれの役割があるようなので、見てみましょう。
レム睡眠
レム睡眠とは、左右に眼球が動く急速眼球運動[Rapid Eye Movements = REMs] という頭文字からレム睡眠と呼ばれている。
レム睡眠は脳を浅い眠りに近い状態にして、筋肉を弛緩させて体を休ませる働きがあります。
この状態の時、たいていの人は夢を見ていると言われています。
この時間帯の夢は、はっきりと覚えているものが多く、他人に説明できる夢は、この時間帯の夢が殆どのようです。
一見、浅い睡眠に近いように見ますが、外部からの刺激を遮断する機能も働いているようで、外部からの刺激で目が覚めやすいといったことはないようです。
睡眠直後よりも、後半の起床時刻に向けて、ノンレム睡眠よりもレム睡眠の時間が長くなってきて、覚醒の準備をしていきます。
ノンレム睡眠
ノンレム睡眠は、深く脳を休息させる働きがあり、体も脳も睡眠状態となります。
体を活発に活動させるときに働く交感神経などを休ませていて、深部体温を低下させて、脳を冷却するために、身体からの熱が放たれます。そのため、寝汗をかくのが特徴となるようです。
このノンレム睡眠は、脳内で知識としての記憶の定着が行われたり、ストレスを取り除く大切な時間のようです。この時間が多く取れると、色々と勉強したことが身につくようになるのかもしれません。
ノンレム睡眠の時にも夢を見ていますが、はっきり覚えていることはなく、なんとなく夢を見ていたけど、他人に説明できない夢などのようです。
睡眠のサイクル
一般的には、ノンレム睡眠からレム睡眠までが約90分で1サイクルとなって、一晩に3〜5回ぐらい繰り返されます。
レム睡眠とノンレム睡眠の割合は、成人の場合、レム睡眠:20%前後 、ノンレム睡眠:80%前後と言われているようです。
就寝直後のノンレム睡眠は、一度深い眠りへ入り、それからしばらくして浅い眠りに入ります。そして、レム睡眠とのサイクルを繰り返して、朝方には浅い眠りに変化していきます。
一般的には、最初の3時間が、一晩の深い眠りの中の80〜90%を占めるようで、脳や身体の疲れをとるためには、睡眠前半の「深い睡眠状態」を安定させることが重要となりそうですね。
一方で、睡眠時間の後半、起床時間に近い時間は、浅いノンレム睡眠やレム睡眠の状態になるようです。
これは、徐々に覚醒状態へ変化してくことによって、起床の準備をしているののでしょう。
一般的に、長時間の睡眠は、浅い眠りと中途覚醒の割合が高くて、質の良い眠りとは言えないようです。
その分、昼間にも眠気が残ることが多くあります。
また、学習するためには、睡眠時間後半も、しっかりと眠っていることが必要となります。
体を休めて、機能をしっかり回復する為には7時間程度の睡眠が必要なのかもしれません。
そして、残念ながら、睡眠の質は加齢とともに低下してしまうようです。
昼間でも眠くなったり、夜中に目が覚めてしまうのは、脳の働きが低下するために起こる老化現象の一つとされています。
この、夜中に目が覚めてしまう状態を「中途覚醒」といい、この時間が加齢とともに増えてくるのです。
この結果、年齢を重ねるごとに、レム睡眠・ノンレム睡眠のサイクルが不安定となり、熟睡した感じが低下していきます。
年齢とともに質が低下してしまうので、早く就寝するなどして、量でカバーすることも必要になるようです。
自分の睡眠の質は如何に
まず、下のグラフは今年8月6日にGARMIN Vivosmart4が記録した睡眠データです。
最初の睡眠開始直後にある深い眠り以外に、深い眠りがありません(汗)
ほとんどが「浅い睡眠」と「レム睡眠」の時間です。
なんとなくですが、睡眠の質としてはあまり良くないような気がします。
実は、これには心当たりがあって、この日は就寝時にエアコンを入れていなかったのです。
要するに、「暑かったから熟睡できなかった」可能性が考えられます。
ちょうど、暑い日だったんですが、なんとなくエアコンつけずに寝てしまったんです。
深い眠りが短いということは、学習したものがあまり定着しなかった日ということか。。。A(汗)
次は8月7日のデータを見ると
お!深い睡眠と浅い睡眠が起床時間までサイクル的に繰り返されています。
これは、良さそうな気がするんですが、レム睡眠が全くないのはちょっと気になります。
しかし、この日は熟睡できたというか、起きた時にしっかり寝た感がありました。
もうお判りかと思いますが、エアコンをしっかり入れて寝たんです(笑)
エアコンには、「おやすみタイマー」なる機能が付いていて、朝まで適度に運転と休止を繰り返して動いてくれるのです。動きっぱなしで朝までとは違うので、朝起きてもあまり体のダルさがありません。
妻が、エアコンがあまり得意ではないので、極力就寝時にエアコンをつけないようにしているのですが、こうしてデータが証明してしまった以上は、受けて寝たほうが睡眠の質的には良い感じがするので、今年の夏は、就寝時エアコンの交渉が成立しました(笑)
そして、次に見るのが、この9月にの終わりにカゼをひいてしまった時のデータです。
これはひどい。。。(;^_^A
この時は、睡眠時間だけはしっかりと8時間以上とれているけれど、全くと言っていいほど深い眠りの状態がありません。
眠っていてもBODY BATTERYの値も全く回復しませんでした。
体調の変化が、ここまで顕著にわかるとは思わなかった。
まとめ
やはり、自分の平日の睡眠時間はかなり短いようで、睡眠の質もあまり良いものではないような気がします。
通勤に時間がかかることと、電車が混むのがイヤなので早めに起きているのですが、この時間に起きて、尚且つしっかりと睡眠時間をとるには何時に寝たらよいのか。。。(笑)
しかし、これから年齢と共に、さらに睡眠の質が低下するかと思うと、いったい何歳まで働けるのかと不安になってしまう。
かといって、独立して事業を立ち上げるほどの資金もスキルも持ち得ていない。
不安や悩みが増えて、さらに睡眠の質が低下しそうです(笑)