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F1観戦のあれこれ

今年、およそ20年ぶりにF1日本グランプリを観戦しに鈴鹿サーキットまで足を運んだ訳ですが、ふと振り返ると20年前に観戦に来た時に見たり感じた、レース以外の事をほとんど記憶していない事に気付きました。
予選の日は、逆バンク付近の芝というか、座席の無いところで観戦ができた記憶が有るのですが、今になってみると、どこで観ていたか定かではありません(笑)

人の記憶というのは、物凄く細かい事を記憶していたりする凄いものである一方で、「え?!あれは覚えてないの?!」と思うような事を覚えていない、脆いものでもあるのです。

次回の観戦の為に、今回の持ち物や感じた事などを備忘録として記しておくことにします。

 
観戦記録はこちら
F1 2018 HONDA JAPANESE GRAND PRIX その1 – 10月5日予選
F1 2018 HONDA JAPANESE GRAND PRIX その2 – 10月6日決勝

 

 

バッグの中身

スポーツ観戦においては、実は持ち物や服装は非常に大切になります。なぜなら、「あれ?思ってたよりも寒いなぁ。。。上着欲しいなぁ。。。」と思ったとしても、自宅へ簡単に取りに行くことは出来ず、購入しようにもお店が無いなんてことも良くあるのです。街中で行われるスポーツであればお店も見つかるかも知れませんが、郊外だとなかなかそうはいきません。

「考えられるあらゆる状況を想定し、出来るだけ事前に最小限の荷物をパッキングする」というのが、スポーツ観戦に求められる観戦装備なのです(と、個人的に勝手に思っています)。
とは言っても、現実的にはあれこれ欲しくなり、結構な荷物になるんです(笑)

今回、鈴鹿サーキットでF1日本グランプリ観戦に、用意した装備を確認していきます。

今回観戦に持っていったバッグの中身はこんな感じです。
F1観戦グッズ
ポンチョ
ウィンドブレーカー
使い捨てコンタクト
ビニール袋
チケット
財布
カメラ・レンズ・レンズフード
スマホ
常備薬
クッション

これ以外にエコバッグ(グッズ購入用)・タオル

これらの装備を、incase DSLRスリングバッグに入れて持ち歩きました。
Incase カメラバッグ01

一見、なんて事ないスリングバッグに見えるのですが、このDSLRスリングバッグ、実はカメラバッグなんです。
Incase カメラバッグ02
カメラバッグだけあって、中は全面がパッドで覆われていてカメラを守ってくれそうです。そして、カメラに合わせて調整できる仕切りが付いています。仕切りを使う事によって、レンズや本体を安定させて収納することが出来るのです。
また、内部の側面には、カメラ収納に合わせて、予備バッテーリーやフィルターなどの小物が収まるように、ファスナー付きのポケットや、メッシュポケットが複数付いていて、カメラ小物以外の物も入れる事が出来て便利です。

iPodProが入る
今回は持って行きませんでしたが、iPad Pro 10.5が入るポケットもあるので、iPadが標準装備となっている人にも良さそうですよ(笑)

なんと言っても、外観がカメラバッグっぽくないところが良いんです(笑)

 

装備

次に服装や持っていると便利そうなモノを見て行きます。

☆履き慣れた靴
これは必須アイテムと言っても過言ではないでしょう。新しくてカッコいい靴よりも、履き慣れた歩きやすい靴を断然おススメします。鈴鹿サーキット稲生駅からサーキットまで、のぼり下りを含めて20分近く歩きますし、サーキット内でも結構な距離を歩く事になるので、やはりスニーカーの類がおススメです。特に西コースで観戦の場合には、1コーナーからホームストレートを歩いて更に奥に進む事になるので、かなりの運動と考えておいた方が良いですね。

☆雨具
どんなに晴れ予報であっても、用意しておくべき装備だと思っています。
ここで言う【雨具】とは、傘ではなく【雨合羽】の類です。スタンド席で観戦する場合には、傘を指して観戦することは、禁止されているわけではないかも知れませんが、はっきり言えばマナー違反です。それに、風がふいていたりするととても危険なので、雨合羽の着用をおススメ、いやお願いしたいモノです。

ポンチョ
今回私は、ポンチョを持参したわけですが、実に役立ってくれました。土曜日の日は、台風の影響もあり、雲が多く時おり雨が降ってくるといった天気でした。なんとなく我慢していた天気も、予選Q3の最中に本降りとなってしまいました。この時、バッグを背中に背負い、その上からポンチョを被ることで、傘をささずとも、バッグを含めて濡れない状態が作れるのでした。しかも、駅までの帰り道は、予選日とは言え結構な混雑状態で、傘をさして歩くことは危険な状況でもありましたが、ポンチョのお陰で駅まで傘いらずで戻ることが出来ました。

バッグの防水を含めて考えると、ポンチョや、少し大きめの雨合羽をバッグの上から着てしまうのがおススメです。

☆防寒着
真夏は必要ないかもしれませんが、春先や秋口などは、一枚も持っていくと良いかと思います。今回の日本グランプリ観戦では必要ないくらいの暑さでしたが、サーキットという施設の性質上、比較的駅から離れた自然の中にあることが多く、市街地と比べると気温が低めになるということもあるようです。鈴鹿サーキットの場合には、比較的平地の市街地に近いところに有りますが、近くに鈴鹿山脈があり、やはり油断すると寒さを味わってしまう事もある様ですので、真夏以外は一枚持って行った方が良いでしょう。

私は、モンベルのレインジャケットをウィンドブレーカー代わりにして持って行きました。
普段の通勤時にも持ち歩いているのですが、折りたたむと非常にコンパクトで軽いのです。
外からの風がカットされる事で、ウエア内部が保温されて熱が逃げなくなり、結果的に防寒になります。

☆少し大きめのビニール袋
ビニール袋においては、「これに使う」という明確な使用目的が無くても、2・3枚は持参すると良いと思います。
雨が降った時には、バッグを入れればバッグが濡れなくて済みますし、勿論ゴミ袋として使用することも出来ます。
それなりの大きさがあれば、いざという時には、必要なところへ穴を開けて雨合羽の代わりにする事もできるでしょう。
何はともあれ、有ると色々な用途に使用する事が出来るアイテムなのです。それに、畳んでしまえばかさばることもなく、バッグの中に入れてあることすら意識せずに持ち運べるので、是非持っていかれる事をオススメします。

☆タオル
暑くても寒くても、晴れても雨でも使えるのがタオルです。
晴れたりムシムシとした暑い日には汗を拭くことができるし、寒い日には首などに巻いて防寒する事も出来ます。晴れてかんかん照りの天気には、頭からかぶって日除けにしたり、雨が降れば濡れた体を拭くのに使えます。

イベントで販売している応援タオルやマフラータオルを購入する事も勿論良いのですが。。。
なんと!!今回の日本グランプリでは、売り切れ続出だったのです(汗)
価格的にも購入し易いですし、使い勝手も良い、しかもイベントの記念にもなるので人気のアイテムなのだと思われます。
う〜ん。。。30回記念のタオル欲しかったなぁ。。。あはは(汗)

☆椅子にひいて座るクッション
鈴鹿サーキットのスタンド席は、プラスチックのベンチシートです。しかも、東京ドームなどの野球場の席とは違って、背もたれも無く、真っ平らな板と思って貰えば良いです。F1グランプリは規定周回数を周回するか、最長2時間でチェッカーフラッグが振られる規則となっていますので、最長では、2時間座っていることがあるのです。
硬い板の上に2時間座るというのは、実は結構体に負担がかかるので、クッションを持っていく事をオススメします。

今回、100均の空気を入れるタイプのクッションを持っていったのですが、実は失敗したと思っています。
空気を抜いて畳むとコンパクトになるので一見良さそうですが、先ほども書いた様に、サーキットのスタンド席には背もたれが無いことが多いのがポイントになります。

空気で膨らますタイプのクッションは、その上に座ると、体重によって大きく変形するのですが、この時に背もたれが無い状態だと、上半身を支えるものが無くて安定しません。この安定しない状態というのは、大げさにいうとバランスボールに座っているような状態に近いと思われ、座りながら常に体の安定を自分の筋力で保たなければならないのです。
これが2時間続くのは、結構きます(笑)→鍛えたいかたには逆にオススメです

ですので、できれば空気を入れるタイプではないクッションを持っていくのが良いでしょう。
例えば、このようなクッションが色々な所で販売されています。
クッション

鈴鹿サーキットでも販売されていたので、記念に購入するのも良いかも知れないです。

◎カメラ
これは、必ず必要というものではありません。
サーキットというのは、観戦し易さと安全性の観点から、コースとスタンド席の間には少し距離があることが多いです。
最近のスマホのカメラはとても綺麗に撮影することが出来ますが、ズームに関しては、まだまだデジカメや一眼レフには勝てません。

「写真もキレイに撮ってみたいなぁ」と思う人は、持っていかれると良いと思います。

今回、私は何を血迷ったか望遠レンズまで購入してしまいましたが、そこまでする必要は無いと思います。いやいや、色々とこの先も用途がありますからね。。。(笑)
望遠レンズを持って行こうと思われる方は、500mm以上のレンズがオススメです。

フード装着
今回私が持っていったレンズはCanon EF70-300mm F4-5.6 IS II USMで、APS-Cカメラなので、最大焦点距離が480mmの換算距離となりますが、もう少し寄りたい。。。と思う事も有りました。

例えば、400mmレンズをAPS-Cで使用すると640mm換算になるので、十分ではないかと思います。あとは、F1などのモータースポーツ撮影には、フォーカススピードの速いレンズが良いですね。今回購入した望遠レンズは、ナノUSMが爆速という評判だったので、ここをポイントに選んでいます。

その他、必要と思われる装備は人それぞれだと思いますので、プラスしていくとよいと思います。

 

シート

今回購入したシートは、「B2 Hブロック」のシートでした。
F1チケット
グランドスタンドも考えたのですが、前回の観戦がグランドスタンドであったことや、なんとなくコーナーで見てみたいと思ったのです。
S字やヘアピンも良いかなと思ったけれど、どうせならパッシングポイントになるシケインか1コーナが良いと考えました。が、私が観戦を決めたのが遅かった為、すでにシケインのシートは完売していました(汗)

そうなると1コーナーですが、ここのシートは比較的お高めです(笑)
約¥60,000-と少し値がはりますが、席に着いてみるとなんとなく納得してしまうぐらい見晴らしが良いシートです。
鈴鹿 B2-Hブロックからの眺め

右の奥には、ストレートエンドをブレーキングしながら1コーナーへ侵入してくるF1マシンを見ることができ、1コーナーから2コーナーへ、目の前をF1マシンが駆け抜けて行きます。
Start!!

中団の暑いバトル

トロロッソのガスリー

そのまま左を見ていくと、2コーナーをクリアしたF1マシンがS字コーナーへ侵入し、クリアしていくところまで肉眼でもはっきり見えるのです。
S字進入
これだけのコーナーを見ることが出来るシートはなかなか無いのではないでしょうか。

次回はシケインで見てみたいと思いますが、今回の「B2」シートは、もう一回このシートで見てみたいと思えるほど良いシートですので、オススメです。

 

交通

ホテルを名古屋に予約していたので、名古屋駅から鈴鹿サーキット稲生駅まで、電車で移動することになります。土曜日の行きは、東京から出発して名古屋を出たのがお昼過ぎという事もあって、ほとんど混雑していませんでした。しかし、土曜日の帰りと決勝の行われる日曜日はかなり混むことを覚悟する必要が有ります。
予選-鈴鹿サーキット稲生駅

実際に、土曜日の帰りも日曜日の帰りも、鈴鹿サーキット稲生駅では、名古屋方面の電車に乗るには、駅の外でしばらく並ばなくてはホームへ入場できない状況でした。
特に、鈴鹿サーキット稲生駅から名古屋方面の電車に乗車する場合には、駅に入場する為に外で並ぶ必要があります。

また、日曜日の名古屋駅発 快速みえ号においては、山手線の品川方面行きかと思うぐらいの混雑でした。

日曜日の朝は諦めて通勤しましたが、土曜と日曜の帰りは、列に並ぶ気になれず、名古屋とは反対方面の電車に乗車して、津駅へ出ました。津駅から近鉄にて名古屋へ帰るルートを選択したのです。
結果的にはこの選択は正解だったと思っています。鈴鹿サーキット稲生駅から津駅までもさしたる混雑はなく、近鉄においては、贅沢して座席指定の特急に乗車したのでゆったりと名古屋へ戻ることが出来ました(笑)

多少の時間とお金が余計にかかりますが、混雑した電車が苦手な私は、この選択は十分に”アリ”です。
※あくまで個人的な意見ですので、参考程度に読んでください。

 

宿泊

前述の”交通”のところでも記しましたが、名古屋駅までの往復は混雑を覚悟しなければなりません。そして、片道1時間程の時間がかかります。
多分みなさんも同じ意見だと思いますが、「できる事なら津市あたりに宿が確保できると良い」と思っています。

今回、名古屋へ戻る時に津を経由して戻りましたが、特急で1時間ほどで戻れるので、鈴鹿サーキット稲生駅〜津駅までの間が余分にかかる時間です。
しかし、駅の外で並ぶ事を考えると同じぐらいなのではないかと思っています。

そんな事を考えていると、私にとってのベストな宿泊地は【津】です。
駅前はそこそこひらけているので、食事に困る事も無く、近鉄特急も停車するので名古屋駅まで出るのも便利。鈴鹿サーキット稲生駅へ向かう方向は混雑とは逆の方向になるので、行き帰りの電車も混雑無しで乗れそうです。

でもですね。。。多分皆さん同じ考えなのですよ。。。
この記事を書いている2018/11/06現在、来年のF1開催の土曜日にあたる2019/10/12の、[津・鈴鹿・亀山]地域の宿泊プランが既に出てこない状態なのです(汗)※楽天トラベルアプリの検索結果です。

1日ずらすと前後共に検索結果が表示されるので、既に予約済みという可能性が高いですね(涙)
他の方法でも根気強く探してはみますが。。。

 

食事

実は今回、サーキットではあまり食事しなかったです。と言うのも、なぜかあまりお腹が空かなかったんですよ。
朝ごはん(笑)
朝、ホテルでパンを食べてから、お昼頃に1コーナースタンドを出たところにあったケバブのお店でケバブを買っただけ(笑)

朝のメインゲートまでのお散歩が効いてしまったようで、あまり動き回れなかったのも要因の一つだと思います。

ただ、GPスクエアをはじめ、1コーナースタンドの裏など、色々な所にお店が出ていたので、お腹が空いても食事にこまることはありませんし、色々な種類のものが食べられて面白そうです。

次回、鈴鹿サーキットを訪問した際には、食べ歩き的な楽しみ方もしてみたいと思っています。
そのためには、時間にゆとりを持ったスケジューリングをしないといけないですね。

 

まとめ

久々に訪れた鈴鹿サーキットは、とても面白かったです。
が、下調べが不足していたり、時間にゆとりがなかったりと、次回(次回があるのか?!)へ向けての改善点がてんこ盛りでした。
こういうものは”慣れ“が大きいので、年に何回も訪れる人には到底かなわないですし、むしろ、そういう方の記録を参考にして、次回の観戦をもっと楽しめる様にしたいです。
そして、自分で見て感じた事を記して蓄積することによって、自分の記録にもなりますし、いつか、ほんの少しで良いから誰かの役に立てば良いと思っています。

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