本来ならF1日本グランプリの予選が開催される10/12、過去最大クラスの台風が日本を襲いました。
多くの地域で非常に大きな被害が発生しました。
私は前日に名古屋へ来てしまったのですが、自宅の横には多摩川が流れていて、まさに自宅付近は避難勧告が出され、氾濫寸前だったのです。
なんとか持ちこたえてくれたものの、twitterを見ていたら、雨上がり直後の自宅付近の多摩川の様子が見つかったのですが、言葉を失いました。
その写真には自宅マンションが遠くに写っていると同時に、今にも堤防を乗り越えそうな川の水面が写っているじゃないですか。
その水面は、堤防のわずか1mほど下。。。氾濫まであと1mの状態でした。
今回ばかりは来て良かったのか、ホントに悩みました(;^_^A
夜、自宅に居る妻へ電話をし、状況を確認しながら、明日の朝一で自宅へ戻ることも考えましたが、被害もなかったし、せっかく行ってるんだから楽しんできなさいと言われました。
もう感謝しかありませんよ。。。
鈴鹿サーキットへしゅっぱ~つ!!
そして、夜が明けると、台風一過とはこのことだといわんばかりの天気です!
若干風は強いけど、これ以上は望めないぐらいの天気です!
ホテルの朝食を一番乗りで食べて、チェックアウトをしてから、名古屋駅へ向かいます。
名古屋駅からは、近鉄特急で津を経由していくことにします。
去年は、快速みえで鈴鹿サーキット稲生駅へ行ったけれど、ものすごい混み方だったのと、どうも昨夜の台風の影響で、快速みえが走っていないようなので、余計に混雑が予想されるからです。
少しお運賃がかかるけど、座れるということは素晴らしい事です(笑)
実は、さらに奮発してDXシートにしちゃいました( ´艸`)
ゆったりとした3列シートに揺られながら、昨夜あまり寝られなかった寝不足を取り戻すように眠りながら快適に津まで到着しました。
ここからは伊勢鉄道です。
が。。。ここからはやはり混むんだよね。。。(汗)
でも、津駅からは臨時快速の時間だったので、、直通で鈴鹿サーキット稲生駅まで行けます。
時間にしてたったの15分で到着できるのだから、大したことはありません。
程なくして、1年ぶりに鈴鹿サーキット稲生駅へ到着ですが、この時9:35。。。10:00から予選が始まる!!
写真を撮る余裕もなく、サーキットへ急ぎます。
とうとう来た(笑)
が。。。歩行者も渋滞です(笑)
と言いつつも、実はそんなに歩くのが速い訳ではないので、ちょうどいい感じです。
少しするとサーキットが見えてきました。
当初思っていたよりも早く、10分強で1コーナーゲートまで到着しました。
もう少しかかった気がしてたけど、人の記憶はあいまいですね。
でも、ここですでに9:50になっているので、席へと急ぎます!
Bスタンド入り口を通り、スタンドへ出て。。。
ふぅ~間に合った
10:00ぴったりに席へ到着
去年よりも1コーナーに近づいていて、なかなかいい席です。
でも、今年もこいつが居た。。。
撮影しているとちょいちょい写り込んでくる(笑)
でも、チケット買うときに照明の位置はわからないからしかたない。
変な話、このあたりは経験値です。何度も通わないとわからないです。
でも、照明のことを除けば、よく見えて良い席です。
ストレートエンドから1コーナー、2コーナーを過ぎてS字を走るマシンを見ることができます。
遠くには逆バンクを走る姿もなんとか見える(笑)
1コーナーはパッシングポイントでもあるので、とても楽しみです。
予選Start!!
席に着くと程なくして、予選Q1セッションがスタートしました。
昨日走れなかった影響はどうなんでしょうか。
マシンが出てきました~!
1年ぶりのF1が始まりました!
テンション上がりまくりでした(笑)
しかししかし、開始早々にクビサクラッシュで赤旗です。
どうやら、風に煽られてグリップを失ったみたいです。
コースクリアになるまで時間かかるかな。。。
でも、鈴鹿サーキットのマーシャルは、作業が早い!!
あっという間に、コースはクリアになって再開です。
あ。。。また赤旗です
今度はマグヌッセンが最終コーナーでクラッシュ!
こちらも、やはりリアからの風でグリップを失ってスピンしたみたいです。
どちらの選手にもけがが無かったのは良かったです。
確かにかなり風が強かったけれど、空力モンスターと化している現代F1マシンは、本当に繊細なんですね。
再開後は、クラッシュもなく無事にQ1は終了
なんと、リカルドがQ1敗退
Q2では、残念ながらクビアト敗退。。。
Q3が始まると、メルセデスとフェラーリの一騎打ちといった様相です。
ハミルトン/ボッタスがタイムを出せば、ベッテル/ルクレールがそれを上回るといった感じにどちらも一歩も引きません。
逆に言うと、この4台が別次元の争いをしている状態で、残念ながらフェルスタッペンやアルボンは、このあいだに割って入ることができません。
予想通り、この2チームが速い!
最後は、ベッテルが意地を見せ、ルクレールを上回るタイムのコースレコードでポールを決めました!
1:S.ベッテル
2:C.ルクレール
3:V.ボッタス
4:L.ハミルトン
5:M.フェルスタッペン
6:A.アルボン
7:C.サインツ
8:L.ノリス
9:P.ガスリー
10:R.グロージャン
11:A.ジョビナッツィ
12:L.ストロール
13:K.ライコネン
14:D.クビアト
15:N.ヒュルケンベルグ
16:D.リカルド
17:S.ペレス
18:G.ラッセル
19:K.マグヌッセン
20:R.クビサ
しかし、フェルスタッペンはやはり苦しそう。。。
エンジンもシャシーも、もう一歩届いていない。
しかし、レースペースは予選と違うこともあるので、そこに期待しよう!
(と、この時は思っていたが。。。)
HONDA JETを初めて目にした
予選が終わり、お昼も兼ねてGPスクエアの方へ行ってみることにしました。
このまま座ってても良いけれど、昨日も来ていないので、スタンド以外全く足を踏み入れないことになってしまう(笑)
なんか、それはもったいない気がするので散歩。
F1の雰囲気を感じつつ、HONDAブースを見たり
結局は、プログラムを買っただけでした(笑)
お昼を買おうにも、どこも大行列なので、最後はBスタンド下の売店で購入しました。
お昼を食べておなかも落ち着いたところで席に戻ると、上空には初めて目にするHONDA JETが飛んできました。
今までの航空機の基本概念を覆す、翼の上にエンジンを配置したことで話題となったプライベートジェット機です。
そして何と言っても、HONDAが航空機を造っているというのが凄い!!
いやいや、ものすごい静かです。
かなり低い高度でフライトしているにも関わらず、ジェット機のイメージとは程遠い静かさで、飛んでいる姿はとても優雅に感じます。
場内アナウンスによれば、価格はおよそ5億5000万円!!
海外では販売好調だけれど、日本ではなかなかお目にかかれないらしい。
先月見たエアレースとはまた違う飛行機の魅力を感じられます。
まさか
そうこうしているうちに、いよいよ決勝レーススタートの時間が来ました~!!
いつ見てもスタートの瞬間は緊張する(笑)
自分がドライブするわけではないのになぜだろうか。。。(;^_^A
シグナルブラックアウト!!
あ!
なんと、ポールのベッテルが完全に出遅れた!
おまけにルクレールまで出遅れて、フェラーリ2台はメルセデスに先行を許してる。
そして、マックスが3位に上がってる~!!
そのまま1コーナーへ侵入してきます!
お~!マックスは少しルクレールの前に出てる!!
と思った次の瞬間。。。

あ~~~~っ!
やっちゃってるよ。。。
あれは、マックスはどうすることもできなかったんじゃないかなぁ~
避けるにはコース外へ出なければならない位置だし、ルクレールが引くべきだったのではないかと個人的に思う。
後の話では、ルクレールはベッテルの後ろに入ってしまったために、乱気流によってフロントのグリップを失っていたらしいけど、あの位置でスリップに入ったらグリップを失うことはドライバーならわかるはず。
もう少しなんとかならなかったのかと。。。
まぁ、今年の2人は色々なところでバチバチやりあっているけど、変な因縁に発展せずに、良きライバルであって欲しと思う。
しかし、あのパーツの飛び方からすると、ダメージはかなり深そうで、マックスの鈴鹿はこの瞬間に終了したのでした。
(結果的にピットにマシンを入れてDNF)
同時にチャールズの日本グランプリもほぼ終了かな。。。
(ノーズ交換して走り出したけれど、あまりペースは上がらなかった)
こうなったら、アルボン!がんばって!!
レース中盤、中団では面白いあちこちで面白そうなバトルが展開されてる!
中団はレースペースも近いので、こうしたバトルが見られます。
今年は、トップ3の次に、マクラーレンが中団グループを少しだけ抜け出した感がある。
まだまだ安定してはいないけど、ツボにはまると結構速いので、もう少しチーム力が上がると安定した成績が出そう。
あのときに、しっかりとシャーシ開発をしていれば今頃は。。。と思ってしまう(;^_^A
レースはボッタスを先頭に、ベッテルも2位をキープしながらボッタスを追いかけるけど、レースペースではメルセデスの方が一枚上手だった。
じりじりと離されてしまい、見えなくなってしまった。。。良いところまで行くんだけど、今回はフェラーリのグランプリじゃなかったってことかな。
さらに、3位のハミルトンにまで抜かれそうになってるし。
タイヤがかなりキツイんだろうか。周回ごとに1コーナーでハミルトンにつつかれてしまう。
こういうバトルは見ているほうは楽しいけど、ベッテルは堪らないんだろうなぁ。必死に凌いでいるのがよくわかる。
レースももうすぐチェッカーというところで
ガスリーとペレスが2コーナーで絡んでしまった!
ペレスがはじき出される形でレースを終えてしまったのは少し残念。
最後はボッタスが独走でチェッカーを受け、この瞬間にメルセデスのコンストラクタータイトルが確定したのでした。
また、このボッタスの勝利によって、ドライバーズタイトルもハミルトンとボッタスの二人にしぼられ、同時にメルセデスのダブルタイトルが確定したレースでした。
1:V.ボッタス
2:S.ベッテル
3:L.ハミルトン
4:A.アルボン
5:C.サインツ
6:D.リカルド
7:C.ルクレール
8:P.ガスリー
9:S.ペレス
10:N.ヒュルケンベルグ
11:L.ストロール
12:D.クビアト
13:L.ノリス
14:K.ライコネン
15:R.グロージャン
16:A.ジョビナッツィ
17:K.マグヌッセン
18:G.ラッセル
19:R.クビサ
DNF:M.フェルスタッペン
まとめ
今回の日本グランプリは、台風に翻弄されたグランプリだったかな。
本当に、日曜日の朝に帰ろうかと思うぐらい、土曜日に降った雨はすごかったけれど、なんとか最後まで楽しめたことに、まず感謝。
台風によって、午前中に予選を行い、午後に決勝レースを行うワンデーレースとなったけれど、実はマシンのセッティングや、決勝のコースコンディションに合わせていくには、意外とやりやすいのではないかなと個人的に思った。
クビサやマグヌッセンのように、予選でクラッシュしてしまうと修復時間がないので厳しいけれど、メリット・デメリットがそれぞれあったのではないかなと勝手に思うグランプリだった。
去年・今年と、台風によってバタバタしたグランプリになっているので、来年はすっきりと迎えられたら良いと思う!
台風来んなよ(笑)