今年、約20年ぶりに鈴鹿サーキットへ行く事にしました。
2018年10月5日から7日にかけて開催される「F1 2018 HONDA JAPANESE GRAND PRIX」に参戦。。。じゃなくて観戦に出かけることにしたのです♪
なぜ20年ぶりに観戦にいこうと思ったのか
昨今、日本におけるF1人気は、残念ながら低迷してしまっています。
2017年の決勝当日の観客数はおよそ6万8000人と、ピークの2016年 16万0000人から、1/2以下に減少してしまっているのです。
2014年の小林可夢偉を最後に、日本人ドライバーが走っていないという現実があります。
地上波はおろか、BSですら放送がされなくなってしまった現実があります。
(これについてはF1に限らず、ヨーロッパサッカーなども含めて、放映権収入の絡みもあるのでしょう)
1987年に始めて開催された当時、ホンダエンジンが活躍し、プロスト、セナ、マンセル、ピケ、ベルガーなど、カリスマ的人気のドライバーが複数居ることにより、大いに盛り上がりました。そのなかに日本人ドライバーである中島悟が、セナのチームメイトとして参戦していました。
そして、この当時のエンジン規定は今とは全く違うモノで、V8 NAエンジンとV6ターボ、さらには直4ターボエンジンが混走しているという、今では考えられない状況でした。
また、レギュレーションの違いがもちろんあるのですが、このころのF1マシンは現在の超空力マシンとは大きく異なるモノであり、もっとシンプルな外観を持ったマシンでした。
ドライビングスタイルも、暴れるマシンを力でねじ伏せるという表現がピッタリで、今見てもシビれるモノがあります。
その後、鈴木亜久里や片山右京、昨年のINDY500 Winerの佐藤琢磨など、日本人ドライバーの活躍もあり、スポーツとしての人気をキープしていましたが、2006年をピークに、日本グランプリの観客数が徐々に減少し、残念ながらF1人気も衰退してしまっているかのように思えます。
そんな中で迎える、日本グランプリ30回の記念大会を前に、もしかしたら2019年から日本グランプリの開催がなくなってしまうのではないかと言う話が聞こえてくるじゃないですか。
なんと、2019年以降の開催契約がなかなかまとまらないというのです。減少に歯止めがかからない観客数や、開催料の支払いなど、私にはわからない多くの問題があったのだと思いますが、日本で開催されなくなってしまうのはものすごく寂しいです。
結婚してから自由がきかない(笑)ということや、来年も開催されるから今年は見に行かなくても良いかななどと思うこともありましたが、来年からは日本で開催されないかもしれないと思うと、日本で開催されている間にもう一回見に行きたいと思い、20年振りに鈴鹿サーキットへ行く事にしました。
この辺りの動機は、実は本当のファンではないのかもしれません。。。本当のファンであれば、開催契約云々の前に観戦に行っていることでしょう。
そして、少しでも日本グランプリを盛り上げるのに役に立つことができると良いなと考えました。
結果的には、鈴鹿サーキット関係者の方の努力によって、イタリアGPにて2021年までの開催契約締結が発表されてほっとしました。良かった♪
現在のF1はどうなの?
まず、今のF1について、レースとして面白味が少ないとか言われていますが、個人的にはとても面白い状況だと思っています。
実は、有料放送となってからは、TVでの観戦はしていませんでしたσ(^_^;)
しかし、インターネットにて結果や関連記事のチェックはしていたので、今のF1の状況も、なんとなくわかります。昨年までのホンダエンジンの残念な状況や、マクラーレンとの確執なども。。。
観戦前にはさらなる情報収集をして観戦したいですね。
今年の勢力図としては、ざっくり言うと2強+1の3チームが抜け出ていて、4番手以降は混戦を極めているといった状況ではないでしょうか。
中盤以降は、1/100秒で予選の順位が大きく変わる状況で、どのチームでもセッティングがハマると結果が大いに期待できるという、とても面白い状況です。
3強の状態次第では、そのほかのどのチームにも表彰台の可能性だってあると思います。
そして、2019年からは、3強の中のチームであるRed Bull Racing Formula One Teamへ、HONDAがパワーユニットを供給する事が決定しています。
今のF1の中で、Red Bull Racingはトップレベルのシャーシ性能を有しているのは間違いなく、そのチームへパワーユニットを供給するとなれば、やはり”優勝”への期待が高まります。今年のトロロッソ・ホンダを見ていると、HONDAエンジンの進歩は正しい方向に進んでいると思えるので、このまま熟成を進めながら、さらなるパワーアップと信頼性の確保を目指して開発に注力していただいて、是非とも来年はF1復活後初めての優勝を目指してもらいたいものです。
また、現在のF1チームには、エンジニアとして多くの方が在籍しているのです。日本で初めて開催された30年前には、ホンダやブリジストンなどの参戦メーカー関連以外の所でエンジニアとして働く日本人は少なかったのではないでしょうか(定かではありません)。
2017年のある時点では、日本人エンジニアが在籍していないのはフェラーリぐらいで、ホンダ以外にもF1を戦っている日本人がたくさん居るのです。
そんな中、twitterでお見かけしたのが、レーシング・ポイント・フォース・インディアに在籍されている神野研一氏です。
Twitterの中のつぶやきも面白いのですが、氏のブログがとても面白い(興味深い)です。
神野氏のブログ→Engineer Life in Top Formura
氏がF1エンジニアを目指し、挫折(ご本人が挫折と考えられているかはわかりませんが)を経験しながら、どのように夢を実現したのかが記されており、その時その時の氏の考え方などが分かり、私よりも年下の方ですが、とても参考になります。
完結編まで一気読みしてしまいました。
せっかく観戦に行くのであれば、ホンダ以外にも頑張っている日本人を応援する気持ちで観戦したいと思っています。
特に、神野氏の在籍されるレーシング・ポイント・フォース・インディアの今年のマシンはとても速い!シーズン途中における資金難を乗り越えて参戦しているチーム(失礼しました)とは思えないくらいの、素晴らしい仕上がりなので、ホンダとともに応援します!
※開発エンジニアの方は、レースエンジニアと違い、基本的に土日は休暇となり、サーキットには来られないらしいです。
まとめ
来年以降の話ですが、願わくば、日本人ドライバーの誕生を期待します!
日本グランプリのポディウムで日本人ドライバーが歓喜の輪の中にいる瞬間を見たいじゃないですか!
やはり、速くて戦える日本人ドライバーが誕生すると、きっと盛り上がるはずです!
ですので、実力で這い上がって来て欲しいと思います!
まだ2018年の日本グランプリは始まっていませんが、実は来年も観戦に行きたいと密かに思っています。
もちろん妻には内緒の話ですけどね(汗)
さらに内緒の話は、今年の観戦に合わせてあるモノを買ってしまいました(笑)