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Red Bull Air Race Chiba 2018観戦記 – 世界最速のモータースポーツ

「世界最速のモータースポーツ」こと【Red Bull Air Race】が、今年も千葉県の幕張にて5月27日に開催されました。
Red Bull Air Raceは、最高時速370kmのスピードで争われるレースは「空のF1」とも呼ばれており、目の前で繰り広げられる垂直ターンやスラロームは迫力満点!
そして、最大10Gもの重量がかかるレースは過酷で、その重力と戦いながら0.001秒を削り取る為の繊細な操縦を要求されるとても難しいスポーツです。
ワールドシリーズとして2018年は全8戦で争われていて、千葉大会はその第3戦目になります。


マスタークラスと呼ばれるトップカテゴリーの選手には、熟練の技術と経験が求められ、世界に僅か14人しかいないのですが、その中に我らが室屋義秀選手がいるのです。
しかも、室屋選手は2017年の年間ワールドチャンピオン!!

レギュラーパイロットとして出場するだけでも大変な事なのに、その中でワールドチャンピオン!! すごくないですかぁ〜?!
モータースポーツのトップカテゴリーでワールドチャンピオンになった日本人てそうそういないですよ!

 
 

レースの流れ

まずは、簡単にレースの流れについて説明します。

Red Bull Air RaceはF1のように出場選手が一斉に飛行する形式ではなく、1機ずつでフライトしてタイムを競うタイムレースになります。

さすがに複数機による同時フライトは危険すぎます(笑)

予選(決勝前日)
   ↓
ラウンドオブ14
   ↓
ラウンドオブ8
   ↓
ラウンドオブ4(決勝)

[ラウンドオブ14]は、全出場選手を予選タイムによって2人ずつの組み(ヒート)に分けて、ノックアウト形式でタイムを競い、勝った選手が次の[ラウンドオブ8]に進めます。

あれ?[ラウンドオブ8]と言ってるいるにも関わらず、14人の半分ですから7人しか進めなくない?!

そう、ここで敗者復活のようなものがあります。
ラウンドオブ14の敗者の中から1番タイムの早かった選手を「Best of rooser」と呼び、[ラウンドオブ8]への進出ができるのです。

[ラウンドオブ8]も同じくノックアウト形式で4ヒート行われ、勝った4人が[ラウンドオブ4]という決勝進出となります。

そして決勝となる[ラウンドオブ4]は、ノックアウト形式ではなく、4人全員でタイムを競い、優勝から4位までの順位が決まります。

 

観戦のお供

私がチケットを購入した[一般エリア]というカテゴリーのチケットは、座席が無く、砂浜に座る席となります。その為、座る場所を確保する為には朝から並ぶ必要があります。こればっかりは仕方が有りませんσ(^_^;)
マスタークラスのレース開始は14:00ですので、長期戦を覚悟する事となります。

長期戦を覚悟するとともに、日焼け対策もしっかりした方が良いです。
紫外線の強い5月の晴天の日、朝から夕方まで遮る物のない砂浜に一日中座っていることを考慮すると、日焼けしたくない方にはあまりお勧めできないかもしれませんが、それを上回る面白さが有ると個人的には思いますσ(^_^;)

席を確保したら、腹ごしらえをしながら時間が来るのを待つしか有りません。
昼寝をするも良し、読書をするも良し、何かしら「観戦のお供」があった方が良いかも(笑)
因みに私の観戦のお供は「blogのネタ整理」でした。たっぷりと時間があるので、普段じっくりと行うことが難しいことを行なうのも良いかなと思いました。

 

パイロットパレード?!

大会プログラムを見ていると[パイロットパレード]というプログラムがありました。
「パレードって、よくある優勝パレードみたいに、オープンカーか何かでパレードするの?砂浜なんだけどそんなの出来るの?!」って思ったのですが。。。


パレード”フライト”だったんですね(笑)

レース開始前に、昨年の千葉大会の上位3選手によるパレードフライトがありました。
実はこれってすごい貴重なプログラムで、普段は1機ずつのフライトしか有りませんので、3機も並んでのフライトはなかなか見られません。

2017年の順位は

優勝:室屋義秀!!
準優勝:ペトル・コプシュタイン
3位:マルティン・ソンカ
そうなんです!昨年の優勝は室屋義秀選手!
室屋選手はその前の年の2016年も優勝しているので、地元開催3連覇の期待がかかります!!

かなり接近したフライトにも関わらず、3機ともキレイに揃ってのフライトです。
それぞれの選手の技術が高いのは言うまでもありませんが、ずっと一緒に戦ってきて、お互いのことを知り尽くしているというのも、こういうフライトでは大事なのかも知れません。

 

いよいよ!

そしていよいよ。。。スタート〜ッ!!

[ラウンドオブ14]が始まりました!
第三ヒートに室屋選手が登場です。

対戦相手の強豪マット・ホール選手がコースイン!!

「ん?!なんか速いんですけど。。。これまでの選手よりもスラロームとかスゲー速い!」


ゴールタイムはな、なんと室屋選手の予選タイムを上回っています。
「これは、攻めないとやばい。でも、きっとなんとかしてくれるはず」と思いながら、室屋選手よりもコースインを待ちます。

そして、室屋選手の機体が見えて来ました。
「スモーク オ〜ンッ!!」(コースインの時に会場MCの方がコールするコースインの合図です smoke on!!)

さぁ、スピードに乗ってコースインしました!最初のパイロンをクリアして次のパイロンへ!
動きも軽く良い感じです。

そしてバーチカルターン(垂直旋回)へ入ります!

「お!スゲークイックに上昇した?!」


と思った次の瞬間。。。室屋選手はコースオフしました(T ^ T)

バーチカルターンの際に[オーバーG]の違反を取られてDNFとなってしまったのです。

オーバーG
機体に掛かる重力が0.6秒以上10G以上(最大12G)を超えてはならないという違反。
今回の室屋選手は、最大重力12Gを超えてしまった。

いや〜残念!
もっと室屋選手のフライトを見たかった〜!!
でも、これも攻めた結果出あって、守りに入って負けたわけではないのです!
去年は優勝、今年は[ラウンドオブ14]敗退。。。これが勝負の世界ですからσ(^_^;)

来年に期待しましょう!!!

後に、垂直尾翼の変更を行なった事で、操縦に微妙な違いが現れた事が原因という内容のweb記事を読みました。
レース前数日の室屋選手のTwitterにて、垂直尾翼が小さくなってるとは思っていたのですが、決勝レースの時には元に戻していたようです。
レーシングカーと違って、タイヤゆサスペンションと言ったメカニカルグリップが全く無い、まさに空気を掴んで曲がるエアレースでは、こうしたパーツひとつの変更が、かなり影響が出るのかもしれません。良い場合もあれば良くない場合も。

しつこいようですが、来年に期待しましょう!!!

レースの方は、[ラウンドオブ14]にて室屋選手に勝利したマット・ホール選手が優勝!
どうせなら室屋選手に勝ったマット・ホール選手に勝ってもらいたいと思っていたのでよかったです(笑)

1日楽しく、ある意味のんびりと過ごせた休日でした

 

命を繋いだアイテムたち

有ると無いでは大違い

この年齢では当たり前なのかもしれませんが、私はかなりの【腰痛】持ちです。
寝る時にも痛みで寝付きが悪い時があるくらいなので、一日中砂浜に座っているという事は、下手をすれば命に関わるくらいの苦痛なのです(少々盛りすぎたかも)。昨年も結構苦しみましたので、今年は何か対策を考えなければいけません。
砂浜に座っていて腰痛によくないと思われるのは、「ずーっと同じ姿勢で座っている事」と「背中を支える事が出来ない状態で座っている事」かなと個人的な分析をしました。
※あくまで個人的な意見です。

「ずーっと同じ姿勢で座っている事」については、たとえ椅子に座っていても同じ事なので、自分で少し体勢を変えたり動いたりするしかありません。

「背中を支える事が出来ない状態で座っている事」については、それこそ椅子のようなモノが有れば良いのですが、残念ながら椅子の持ち込みは禁止という事になっています。
クーラーボックスに寄りかかるとかも良いですが、こちらも持込禁止。。。

「どうしたものか。。。?!家で床や畳に座っている時に背中を支えてくれるもの。。。座椅子?!」

アマゾンさんで、【アウトドア 座椅子】で検索するとピッタリのものがあるじゃないですかぁ!!


キャプテンスタッグ CS FDチェア
折りたためて、そのまま座っても良いし、もちろん座椅子として使うも良し!お値段も手頃です!

実際に幕張で使用してみると、「寄りかかれる幸せ」を思いっきり感じられます(笑)
座椅子で寄りかかりながら、時おり前屈をしたり、上体をひねったりしながら、腰痛対策としては十分なアイテムでした。

座席のない野外イベントでは、個人的にはかなり”使える”アイテムです。

 

ホントに命に関わる

また、真夏では有りませんが、かなり気温の上がった晴天の野外イベントでは、何よりも気をつけないといけない事が有ります。
それは【脱水】です。

気をつけて水分補給していても危ないときも有るぐらいですから、いくら気をつけても気をつけすぎるということは無いのです。

熱い屋外ですから、できる事なら冷たい飲み物で水分補給したいと思い、実は前から気になっていたアイテムを、こちらもアマゾンさんで検索すると。。。ありました(^○^)/


サーモス FFQ-600

まほうびんと同じ真空二重構造を持つ、ステンレス製の“ボトル”です。
“ボトル”と書いたのは、じつはサイクリング用に開発されたものなのです。サイクリング中も水分補給はとても重要で、乗車中でも飲める様にチューブが付いています。
普通の物と原理は一緒ですから、当然のことながらサイクリング用とは言っても普通にサイクリング以外でも使えますので、夏休みの旅行などにもかなり“使える”と思います。

使用してみるとその保冷力に驚かされます。
朝7:00過ぎにコンビニで氷とドリンクを入れてリュックに入れて砂浜に置いておいたのですが、13:00の時点でまだ氷が残っていたのです!!
実に6時間、カバンの中に入れていたとは言っても、晴れた5月の砂浜ですから、すぐ溶けてしまうと思っていたのですが予想以上!!

これがサイクリングで使えれば、この夏はぬるくなったドリンクで水分補給する必要がなくなります。
今から楽しみです!!(肉離れが治ってからの話ですけどね。。。σ(^_^;))

やはり、屋外イベントには事前準備は重要ですね〜!

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